※作品概要※
隻眼の少年「皐月駆」が、たった1人の肉親である姉を喪ったのは5年前のことだった。
幼馴染「水奈瀬ゆか」のお陰か、今では何とか心の平静を取り戻してはいたが、
駆の心にはどこか虚無感が漂い、未来に希望を抱けないまま怠惰な日々を送っていた。
新興都市「綾女ヶ丘市」にある「虹陵館学園」、通称「虹校」に通う2人。
まるで当然のように駆に寄り添い、健気に尽くすゆかだったが、
無気力な駆との関係はなかなか進展しなかった。
それでも、ほんの少しずつ前に進もうとしていた2人であったが、
それを嘲笑するかのように、彼らの運命は劇的な変化を起そうとしていた・・・
彼らはある日、この世とは別の、まるで血を塗りたくった様な世界に迷い込む。
そこで目にしたのは、溢れるほど膨大な数の化け物。
そこに出入りするたび、彼らの神経は憔悴していく。
そんなある日、彼らは、自分たち2人以外にも人間が迷い込んでいる事に気付く。
そして、自分たちには6人の、敵対する存在があることに。
そのときから、駆の生活もまた変化してゆく・・・
(Getchu.comより前半引用)
発売は2008年の4/25。総プレイ時間は30〜35時間くらい・・・?
読み返しが少し多かったので、もう少し基本的なプレイ時間は短いかも。
キャラ 16/20幼馴染み、前半は可愛かったんだけど、後半辺りで鬱陶しくなってきた・・・
「私のこと、世界で一番好き?」って、ヤンデレ状態が・・・
基本的には健気で尽くすタイプだから、普通の恋愛ゲーだったら良いキャラだったかも。
ただ、命を懸けての、殺し合いだって言うのにこの存在は苛立ちを覚えた。
みりんさん、草壁を誇りすぎているのが少し鬱陶しかった・・・
殆どの会話を陰陽に繋げようとするのがちょっと邪魔。蛇足だし。
あと、香央里が立ち絵以外CG一枚もないのはどういうことでしょうか。
この人は凌辱されキャラっぽいポジションだったのに、必要性殆どなかったんじゃ?
賢久はキャラクター紹介では分からない、良いキャラ。作中で3番目くらいに好きに。
格好良い、可愛い、正義っぽい、悪っぽい、純情、ひねくれ。全部兼ね揃えてる。男だけど。
ゴチャゴチャ書いてるけども、個性豊かで賑やか華やか。
このメチャクチャな面子だからこそ、という感じも。
ただ、やっぱり存在意義が見出せないサブがいたのが気になるところ。
余分なところは削ってしまって、もう少し他に力を入れてもらいたかったかも?
ただの恋愛ゲーじゃなく、殺し合いの物語だからこそ、少し辛口です。
CG 18/20時々気になる部分があったけど、概ね良い感じ。
妙に手が細かったり、輪郭が気になることはあったけど(制服のデザインの関係かも?
イベントCGは大体可愛いから満足。
黒騎士の登場シーンのCGも結構綺麗。
禍々しさよりも綺麗、という感想の方が強いのは良いのか悪いのか・・・w
少なくとも3daysのような作画崩壊は起こしてないと思いますw
シナリオ 19/20ゲームそのものは、キャラ分岐は一応あるものの、物語は一本道です。
もっと個別ルートを、という人もいるとは思いますが、僕はコレでいいと思います。
「うたわれるもの」など、完全に一本道。
やはりこういうゲームは中途半端に分岐があるよりは、一直線の方がいい気がします。
物語のほうに集中できるし。
「赤い夜」の戦闘パートは燃えるし、クロスビジョンモードの部分も作りこまれてると思う。
第三者の目線から物語を捉えているのは面白い。
シナリオそのものも、主人公の確実な成長を描きながら敵を撃破していくのをなかなか書き込んであると思う。
お話自体も考えさせられ、かなり面白い。
そして泣いた。多分これまでのエロゲの中で一番泣いた。ぼろっぼろと。
ただ、気になるのは、中途半端な日常パート。
毎日が戦闘だったら気が滅入るから、というのは分かる。
だけど果たして、「ハグル」とか必要なのか・・・?
正直、文章の嵩増しにも感じられた。
苦痛、というほどではないにしろ、退屈だったのは否めない。
まぁ、日常パートが全く無かったらそれはそれで苦痛かもしれないけどw
物語自体は傑作です。Fateほど長い日常パートではなかったのも救いかも。
ところどころ疑問が残る部分もありましたが、それは後々。
音楽・映像 20/20音楽は完璧といって過言でない。
「忘却の剣」はED向け、とか前言ったけど前言撤回したいくらいマッチしてた。
I wanna close to you
I wanna be with you
キミが側にいてくれるだけで
他には何も望まないよ
Don't you leave me alone
I wanna close to you
I want you to support this heart to shake with eternally
I don't care who you be free
I don't wanna leave me alonePsychoooooo!!!!!(分かる人には分かる)
からここまで泣きっぱなし。こんなに泣いたの久しぶり。
歌詞はまさかそういうこととは・・・タイミングも予想外。かなりキツイ。
ED曲「穢れ亡き夢」も、凄く意味深だと思っていたけど、攻略後は辻褄が合った感じ。
Epilogue 刺して貫いてもっと近くへ 誘え
Ready For こんな終焉も愛と呼ぶなら 穢れなきや今これまた予想外。こんなに挿入歌、ED曲が作品にマッチしていると思ったゲームは無い。
まさかこの曲はリゼットの事を歌っていたとは・・・←ネタバレ注意
もしプレイ前にCDを買った人は一回聴いてからプレイを推奨。
「そういうことだったのか」、とハッとすること間違いなし。
その他追加得点 19/20クロスビジョンシステムによって物語を広く把握する事が可能に。
主人公一人だけの目線で進行するより深い部分まで物語が楽しめます。
戦闘では2択の行動選択があり、それによって生死が決まります。
その選択肢が後々になって響いてくる、という忌々しいモノはないので楽かも。
死亡ENDでも特にCGは回収できませんが、一度は見ておくのをオススメ。
死の凄惨さは3daysには足元も及びませんが、醍醐味ですからね。
立ち絵はGIFを利用、かなり動きます。口パクは勿論、それ以外にも細かい動きあり。
どうせならイベントCGでも動かしてほしかったかも・・・?
街角のブーランジェ(F&C)では出来た技術ですし、不可能では無い筈。
少し、処理が遅いのは気になった。スペックの問題かな?
CeleronMの1.60Ghzで、メモリは1Gだけど時々不安定に。フリーズはしませんが。
次の動作まで3〜5秒くらいの間隔が空く事があったのが少し気になったかも?
Total 92/100ピーコさんばりに辛口評価していたつもりだったけど、糞高い点数w
シナリオに関してはもう少し無駄を省き、作り込んで欲しかった、という所もあったけど・・・
それでもゲームとしてはかなりの良作。
次の更新では11eyesの考察など、ネタバレを含むものになります。ご注意。

フルプライスでも惜しくないゲームですよ。
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